ご覧頂きありがとうございます。
「アトリエ穂花」の古田千穂です。
(2016年8月 ドイツに行った時の事、書いています~🌸)
師事している「橋口アレンジメンツ」の橋口学先生の母校です。
南ドイツ・ミュンヘンから50kmほど北東に位置する、
フライジングという町にあります。
ミュンヘンから、電車で30分ほどのところです。
「植物を扱うことが、ただの飾り物ではない、
我々と同じ生きているもの、自然の美を感じることだ」
と提唱した芸術家フランツ・コルブラントの考えを継承し、
初期の校長、モーリッツ・エバースが
ヴァイエンシュテファンの根本的な造形理念の基礎を固め、
ヨーロッパの花の造形に大きな影響を与えてきた歴史のある学校です。
橋口先生と、初めて、東京のど真ん中、港区の町を歩いた時
「古田さん、植物は、色んなところにあるんだよ。
そして、
「植物は、太陽が好きなんだ。太陽の方向に向いて、育っているだろう。よく見てごらん」」
って言われたのを思い出します。
その頃、私にとって、「花」は、
「花屋さん」または、「市場」で「仕入れたもの」
そう
「物」
だったんです。
作りたい「花束」や「アレンジメント」の「パーツ・部品」でした。
でも、この「言葉」を聞いて
当たり前の事だけど
初めて「花は「生き物」」であって、同じものは一つもない」
って気づきました。
そんな橋口先生が、「見てきたもの」を「見てみたい!」
「感じてきたもの」を「感じてみたい!」
そう長年、思っていたので
ヴァイエンシュテファンに、一歩、足を踏み入れた時は、感動しました
心地よい風が吹き、雲一つない晴天でした。
門から、校舎までは、かなり歩き、その「広大さ」にも、感動しました。
フローリストだけではなく、ガーデナーなど、色んな人が学ぶ場所でした。