花実葉根っ子の造形理論ー②「動き」という観点からの発見

花実葉根っ子の造形理論とは

今回は、

「動き」という観点で観察をして

色んな発見をしていきましょう~(*´▽`*)

 

「動き」っていう言葉を聞いて、どんな事を想像しますか?

「走る」
「歩く」
「ジャンプする」
「踊る」
「歌う」
「話す」
まだまだ、色々ありますよね。

私たちは、いろんな「動き」をします。

私たち以外にも、動物も、パソコンも、電車も、車も動きます。

では、「植物」はどうでしょうか
「止まっている」ようにみえるかもしれませんが
「植物」も成長しています。

例えば「雪柳」は、枝を伸ばしながら、重さで垂れていきます。

「ひまわり」は、上に向かってスッと伸び、花火のようにパッと咲きます。

「竹」も、上にまっすぐ伸びていきます。

シダの芽は、クルクルしている

「ニューサイラン」は、ウニのように放射線状に広がっている

 

では、蔓は、どんな動きをしていると発見できますか

 

 

 

私たち人間と、スピードは違いますが、

成長の「動き」があるのです。

 

その「動き」は、その「植物」独特のもの
その「植物」がもつ「個性・魅力」の1つです。

「動き」という観点からみる
「個性・魅力」を生かす

 

その「動き」の特性を知っていれば、自分が作りたい「形」に適しているかどうかが、わかりますし、

その「動き」の特性を生かして、その「植物らしい」「動き」を生かした作品を作る事ができるのです。

 

高い場所から、「滝のように垂らしたアレンジ」を作りたいと思った時、「雪柳」なら「滝のように」垂れますが、

「ボケ」では、「カクカク」していて、垂れません。

このように、その「植物」特有の「動き」を見つける事は、その「植物」が最大限輝ける場所を見つける事ができるのです。