今回は「色」というという観点で観察をして
色んな発見をしていきましょう~(*´▽`*)
「色」って、すっごく深いし、色々な観点でみれます。
同じ大きさの器でも
「白」と「黒」では
重さや大きさや温度が違ってみえたり・・・。
同じ場所に置いてあっても、出っ張ってみえたり、引っ込んでみえたり
「色」は、面白いことがいっぱいです。
話だしたら、何ページにも使ってお話できるほど(笑)深いのですが、
その中でも、私が、「色」をメインに考えて、お花を合わせる時に大切にしてる「3つ」の視点のうち、わかりやすい①と②について
観察してみましょう。
①メインの花に使われている「色」をよーく見てみる
メインのお花が決まっていて、その他のお花で迷った時・・・・。
メインのお花を「ジックリ」見てみてください。
「花びら」もよーーーく見ると、
「花びら」の先端や、根本に、「何色」かが混じっているかも。
「ポイント」として、違う色が入っているかも
「花びら」だけではなくて、「葉っぱの色」「めしべ」「おしべ」も、よーく見てみてください。
色々な「おしべ」「めしべ」があります。
そのメインのお花に使われている「色」の花を集めると、まとまりやすいです。
または、あえて、「反対色」をもってくると、「メイン」が引き立ちます。
まずは、「花」をじーっとみて、どんな色が使われているか、観察してみてください。
目のまえのお花、
何色の色が使われていましたか
②色の「トーン」を感じる
色彩を学ぶ時、よく出てくる言葉に「トーン」という考え方があります。
色には、3つの要素でできています。
①色相(しきそう)・・・何色か 色味のこと
②明度(めいど)・・・色の明るさの事
③彩度(さいど)・・・色の鮮やかさ
トーンとは、このうちの「明度と彩度」が似ている色を集めてグループ化したものです。
「ヴィヴィット」とか「ペール」とか聞いたことあるのではないでしょうか。
同じピンクでも、トーンが違うと、雰囲気は大きく異なります。
トーンが似ている方が、同じ「世界観」を表しやすいですし、あえて、違う「トーン」をいれる事によって、「人を惹きつける」事もできます。
カラーコーディネートの考え方だと、ビビッド、ペール、ダーク、ダルなど13種くらいありますが・・・
大きくわけて4つ
①派手、元気、強い
(ヴィヴィット・ストロング)
②明るい
(ブライト・ペール・ベリーペール)
③大人しめ、柔らかい
(ライトグレイッシュ・ライト・グレイッシュ・ダル)
④暗い、落ち着いた
(ディープ・ダーク・ダークグレイッシュ)
自分の中で、分ける事ができると
お花が選びやすくなります。
「今、目の前にある「植物」がどんな「トーン」なのか
目の前のお花の色から
どんな事を感じるのか
「仲間」同志で合わせる・・・馴染みやすく、落ち着いて、しっくりと
「仲間」の中に「違うもの」を入れる・・・「違和感」で、印象的に
全てに言える事なのですが・・・。
「植物」は、「絵具」で塗ったように「一色」ではなく、沢山の色をもっています。
「日向」と「日陰」でも、色は違います。
「朝」と「夜」でも、色は、違います。
「つぼみ」「咲き始め」「満開」でも色は、変わってきます。
「葉」の「表」「裏」でも違います。
同じ枝の中でも、「違う色」の花を咲かせる場合もあります。
「同じ花びら」の中でも、「ブルーベース」と「イエローベース」がまじっている場合もあります。
「トーン」だって、変わってくる時があります。
「花の色」だって、刻々と変化していきます。
この一筋縄ではいかないところ(笑)が、「植物」の魅力であり、「同じもの」は無いのです。
だからこそ、じーーーくり、「観察」していただきたい。
その中で、自分が何を感じ、何を表現したいか。
そこが、植物の面白いところです。